平井木工挽物所 雲舟シリーズ 屋久杉:ボールペンにこだわる:ボールペン・ローラーボール・文房具・筆記具の紹介

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平井木工挽物所 雲舟シリーズ 屋久杉

『平井木工挽物所 ボールペン 雲舟シリーズ 屋久杉』

木軸のローラーボールでグリップ部分まで木なのは、
海外を含めても非常に少ないです。
国産で普通に市販されているところは、
現時点では平井木工挽物所のローラーボールだけではないでしょうか。

平井木工挽物所 ボールペン


ボールペンを購入するときは、大まかに2つのパターンがあります。
1つは先にそのボールペンを知って気に入った場合であり、
もう1つは自分の複数の希望から条件に見合う物として選ばれた場合です。

今回のボールペンは後者のパターンになります。
私は木軸のボールペンも複数所有していますが、
孔雀杢であるとか瘤であるとかって感じで、
まずは変わった杢のあるペンの収集から入っていきました。

しかし10本以上になったところで、ふと思いました。
そういえばいかにも木って感じの色合いで、
木目がハッキリして王道直球な感じものは持ってなかったなと。
そこで条件を満たす物を探していたところ、屋久杉の存在が浮かびました。

屋久杉のボールペンを扱うところは複数あります。
そこで当時求めていた他の条件として、
軽くて長文でも疲れない筆記具が欲しいというのがあり、
平井木工挽物所のボールペンにたどりつきました。

<デザイン>
このボールペンは雲舟シリーズの1本になるのですが、
木軸なので木特有の暖かい手触りが堪能でき、手に馴染んできます。
また今回は屋久杉ということもあり、杉の香りも漂ってきます。
閉じた状態でも15cmと長く、存在感が大きいのも好印象ですね。
yakusugi0001.jpg

他所のローラーボールでは閉じた状態は全部木でも、
キャップを外すとグリップ部分は違うってのが多いです。
私はそれでガッカリすることも多いのですが、
これはグリップ部分はもちろんのこと先端まで木でできています。
因みに、私の購入した屋久杉にはキャップにリングがついているのですが、
他の雲舟シリーズではリングのないものもあります。
そうなると、本当に芯の先以外は木になるわけで、
これは木軸好きとしてはかなりポイントが高いのではないでしょうか。
数ある木軸のボールペンの中でも、極めて完成度が高いように思います。
まぁ、万年筆だと全部木なのはインクが染みないかとか気になりますが、
ボールペンではそんな心配は不要なので、
先っぽまで木でできているというのは素直に喜べるわけですね。
やっぱり握る部分にその素材がないと、良さも半減してしまいますから。
そして先端まで木であることから、木目もまたそこまで繋がっています。
個人的には、ここは非常にポイントが高いです。
yakusugi0002.jpg

また、キャップは嵌め込むタイプになります。
私は最近はネジ式でも気にならなくなったのですが、
昔はネジ式のネジ山部分が嫌いでした。
たぶんそういう人は他にもいると思うので、そういう人にはネジ式よりも、
こっちの構造の方がありがたいのではないでしょうか。
尚、このキャップは最初は結構きついです。
女性なんかだと、買ってすぐは使いこなせるかと心配になる人もいるでしょう。
でも次第にちょうど良い感じになりますので、
そういった心配もじきになくなると思います。

<感触>
持ってみての第1印象は、とにかく軽いなということでした。
キャップ装着時の長さが約15㎝とかなり存在感があるのですが、
キャップ込でも19gほどしかなく、
キャップをはずして書く場合には15gほどになります。
他の木軸は30g以上がほとんどですし、
ハンドメイドのシガータイプだと50g近いのもあります。
もちろん主となる木は軽いのですが、他の金具が重いわけですね。
重さという点では、おそらくマキナリの9gが最軽量級でしょう。
しかし体感の重さというのはバランスにも左右されるわけで、
このペンはバランスが良いからでしょうか、
マキナリと同等か或いはそれよりも軽いのではとすら感じました。
とにかく、数千円以上の高級と呼ばれそうなボールペンの中では、
最も軽い部類になるでしょう。

そしてこの「軽い」というのが、実はキーでもありまして。
私は普段、ある程度重い方がボールペンは書きやすいと言っています。
何故なら、ボールペンは重力を利用して書く仕組だからです。
だからある程度重みがあればその自重だけで書けてしまい、
力を込めずに書くことができるわけですね。
なのでちょっとしたメモ程度の時には、少し重めのボールペンに、
ジェットストリームのような滑らかなインクを合わせたものが、
一番書きやすいと思っています。

でも、何でも短時間と長時間とでは勝手が異なってくるもので、
ボールペンでも長文筆記となると少し勝手が違ってきます。
というのも、重いボールペンを長時間使っていると、
ボディーブローのように少しずつ疲労が蓄積されるのです。
また資格試験のように、焦って書いたり長時間書いたりしていると、
必然的にいつも以上に力が加わってしまいますので、
普段時のようなボールペンの自重は不要となります。
そうなると、長文筆記には軽さと軸のバランスが大事となるわけです。

その点、このペンはとても軽い上にバランスが良いので、
非常に長文筆記に適しているわけですね。
尚、私はキャップを尻に挿さない派ですが、
挿したとしてもほとんど重さを感じないので、
使用に違和感はありませんでした。

<インク・替え芯>
長文筆記で大事になってくるのはインクです。
量を書こうと思うとサラサラと書けた方が筆は進むので、
ある程度の滑らかさは絶対に必要だと思います。
しかし、これは私のように一部だけかもしれませんが、
あまり滑らかすぎると、
かえって急いで書いているときに制御しきれなくなるのですよ。

このペンは、リフィルにa-inkを採用しています。
パイロットのドクターグリップ等に使用されているやつですね。
非常に滑らかで書きやすく、好きなインクでもあります。
とは言え、書きやすいインクの元祖的なものなのですからね、
最近ではもっと滑らかなインクも出ています。
短時間筆記ではそういう最新の滑らか系でも良いのでしょうが、
そんなに滑らかさばかり追求してどうするよとも思うわけでして。
止めや跳ねのある漢字を急いで書く場合には、
私にはa-inkくらいが焦っていても制御しやすくて良いように思うのです。
まぁ、ここは好みの問題もあり個人差もあるのですが、
少なくとも平均的なインクより書きやすいのは確かでしょう。

<総合>
総評として、予想以上に素晴らしい完成度で、非常に大満足の1本でした。
木軸のボールペンを扱うところは他にもあり、
杢を大事にするところ、瞬時の使いやすさを大事にするところなど、
それぞれに特徴があります。
だから、全ての面でここが一番というところは存在しません。
しかし特徴があるということは、ある側面では最高とも言えるわけで、
私が知る中で長時間筆記に最も適した木軸のボールペンは、
平井木工挽物所のローラーボールだと思うのです。

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